借金をまとめる目的を明確にする

借金をまとめて完済する。それがおまとめローンに申し込む最大の目的です。しかしその完済にいたるまでの手順や方法はしっかり考えていますか?特に、返済において何を減らしたいのかという部分は明確になっているでしょうか?おまとめローンは返済額を減らせるのが最大の魅力ですが、返済額の減らし方によってはどこかで何かの負担が増すことがあります。どういうことか詳しく見ていきましょう。

まずこの返済額には二つの意味があります。ひとつは元金と利息を全て合わせた総返済額、もうひとつは毎月発生する返済額です。おまとめローンに申し込む方は、この両方を減らしたいと思われているに違いありません。しかし、残念ながらこの二つを両立させることは難しく、一方を適応させようとすれば片方は犠牲になります。限りなくバランスを持たせようとしても、必ずどちらかに偏ってしまいます。なぜでしょうか?

これには返済期間が大きく関わってきます。元金はどうやっても減らすことができないため、総返済額を減らしたい場合は、利息を抑える必要があります。利息を抑える方法は、(1)金利を減らす、(2)返済期間を短縮する、の二つしかありません。1はおまとめローンを利用する際の必須条件であるためクリアできますが、問題は2の返済期間です。利息は日割りで計算されます。そのため返済日前に支払いを行なえば利用した日数分の利息しか適応されません。また元金が減れば利息も一緒に減っていきます。つまり早めにそして多めに返済していけば、それだけ支払わなくてはならない利息が減っていくわけです。利息が減れば元金に充てられる金額も増えるので、完済までの時間も短縮されます。しかし、この場合だと月々の返済額が高くなってしまい、月々の負担を減らしたいという目的は達成されません。

月々の返済額を減らしたい場合は単純に返済額を減らせばいいだけですが、元金の減りが遅くなり、返済期間が延びて支払う利息が増えてしまいます。つまり、総返済額が増えてしまうことになるのです。月々の余裕はできるかもしれませんが、まとめる前より支払いが増えてしまっては本末転倒です。しかし、総返済額が増えても余裕を持って返していきたいというのであれば、有効な手段ではあります。

借金をどのように減らしていくのかを定めておかないと返済に支障が出てしまい、完済するのが難しくなります。総返済額を減らすのか、それとも月々の返済を減らすのか、しっかりとした返済プランを立てるためにも目的は明確にしておきましょう。